1951-05-17 第10回国会 参議院 文部委員会 第35号
○参考人(寺澤恒信君) 現在参議会というような制度はないので、現在におきまして只今仰せのような順序で教授会等においてその希望を出しまして、それぞれやつておるわけでありますけれども、何分にも予算のことはそれぞれ地方議会の決定を経なければならないことであり、御承知のように地方財政というものは必ずしも豊かではないので、大学の教授が、教授会の側が希望するだけの予算というものが必ずしも与えられない。むしろ端的
○参考人(寺澤恒信君) 現在参議会というような制度はないので、現在におきまして只今仰せのような順序で教授会等においてその希望を出しまして、それぞれやつておるわけでありますけれども、何分にも予算のことはそれぞれ地方議会の決定を経なければならないことであり、御承知のように地方財政というものは必ずしも豊かではないので、大学の教授が、教授会の側が希望するだけの予算というものが必ずしも与えられない。むしろ端的
○参考人(寺澤恒信君) 非常に広い御質問でございますので、そのつもりも、データの用意もございませんので、十分御満足の行くお答えができないことを残念に思いますが、公立大学が国立大学よりも異なつた特色を持つべきであるということは、私どもも常に念頭において考えておるわけでございますが、実情を申しますと、まだ十分これだけの特色があるということを発揮するまでには実情は至つておらないと思うのであります。夜間の学生
○参考人(寺澤恒信君) 公立大学管理法案について申上げるのでございますが、最初に私の基本的な見解を申上げたいと思います。 私は教育というものは、小学校から大学に至るまで全額国庫負担で行われるべきであるという見解に立つております。このことは勿論理想でございまして、現在の財政状態におきまして直ちに実現ができるとは私も考えておりませんが、その理想に近付くようにいろいろな制度を持つて行くべきであるという観点